東京都北区は、滝野川第三小学校で21日に発生した火災を受けて、校舎改築を検討する方針を明らかにした。当面の間は、区内の代替施設を活用して全児童の学習を継続する。
火災では児童11人が重軽傷を負い、区は26日まで同校を臨時休校としている。7月初めをめどに再開する方針で、低学年は同校、3年生以上は近隣校に分散登校させる。夏休み以降は、全児童が学習できる代替施設に移る見込みで、区は施設選定を進めている。
区は今年3月に改訂した「区立小・中学校長寿命化計画」で、2029年度末までに同校のリノベーション事業を完了する計画を示していた。火災による建物の損傷を受けて改築に方針転換した格好で、学校改築の基本的な進め方をまとめた同計画を基に検討を進める方針だ。
同計画では、改築にかかる事業期間を5年とし、工事中は区内の改築・改修ステーションである▽旧桜田小▽旧田端中▽旧稲田小▽旧清水小―ーのいずれかに仮移転するとしている。
区は現在、十条小学校、滝野川第五小学校、赤羽台西小学校など複数校の改築やリノベーションを進めている。区の担当者は「限られた人数で対応しているので(進行中の事業に)影響がないわけではない」としている。
滝野川第三小の所在地は、滝野川1―12―27。1966年に建築された。
規模は4階建て延べ5149平方メートル。

