4月1日に全面施行された改正物流効率化法の認知が進んでいない。帝国データバンクが実施した調査によると、「内容を知っている」と回答した割合は運輸・倉庫業が6割超と高い一方、建設業は1割程度にとどまっている。「名前を聞いたこともない」の割合も4割を超えている。着荷主中心の業界で認知が進んでいない実態が浮き彫りとなった。
建設業の回答を見ると「内容を知っている」が11.4%だった。内訳は「制度の内容を含めて知っている」が2.5%、「ある程度知っている」が8.9%となる。その半面、「内容を知らない」が79.7%に上った。内訳は「名前は聞いたことがある」が34.2%、「名前を聞いたこともない」が45.6%だった。
主要7業種では「内容を知っている」が17.4%、「内容を知らない」が72.5%となっている。「知っている」と回答した割合を規模別に見ると、中小企業が18.8%で最も高かった。大企業は8.0%、小規模企業は7.5%だった。
物流の持続性を高めるため、荷主や物流事業者に規制的措置を課す。改正法では、1年度の取り扱い貨物重量が9万t以上の事業者は特定荷主に該当し、▽物流統括管理者(CLO)の選任▽物流効率化に向けた中長期計画の作成▽定期報告--の三つが義務付けられる。
アンケートは、2026年4月に実施。四国に本社がある企業910社のうち、363社から有効回答を得た。
