【概算事業費は最大197億円】
埼玉県戸田市は、開場から45年が経過し老朽化が進む市スポーツセンターの再整備基本構想(案)をまとめた。コンセプトには、「市民誰もが“スポーツのある暮らし”を身近に感じ、心の豊かさを育む拠点」と掲げ、概算事業費は最大で約197億円と試算した。
再整備の手法には、▽既存施設を解体し、機能を集約した施設と400mトラックを備える陸上競技場を新設するA案▽既存施設の大規模改修を行い、400mトラックを備える陸上競技場を新設するB案▽既存施設の大規模改修を行い、既存の陸上競技場を継続利用するC案--の3案を挙げ、検討を進めている。概算事業費はA案が約197億円、B案を約80億円、C案は約53億円と試算している。
事業手法は、従来方式のほか、DB+O(設計・施工+管理・運営)方式、DBO(設計・建設・運営)方式、PFI方式、コンセッション方式を検討している。
市が実施したサウンディング(対話)型市場調査では、既存施設の活用などによるコスト縮減については、長寿命化できるものの躯体などの物理的制約から機能の追加・向上は困難であることや費用増大のリスクがあり、元設計・元施工者以外は参画が困難であることを理由に、8割を超える参加者から「建て替えの場合よりも困難になる」と回答があった。事業手法については、建て替え、既存改修ともにPFI方式、次いでDBO方式を挙げる声が多かった。
従来方式を採用した場合の事業スケジュールは、2026年度中の基本構想策定を経て、27年度に基本計画を策定する。28年度から2カ年で設計を進め、30年度から34年度にかけて施工する。
民間活力導入方式を採用した場合は、基本計画策定後、28年度から2カ年で事業者を選定し、30年度から設計・施工に着手する。
現施設の規模はSRC一部S造地下1階地上4階建て延べ1万6856㎡。ゲーム棟、センター棟、屋外施設のほか、20年に新設したプール棟がある。所在地は新曽1286の敷地約4万9200㎡。
