国土交通省と佐賀県は、西九州新幹線の延伸に関し、県内の未着工区間(新鳥栖―武雄温泉)について、特定のルートを決めず、2027年度から整備に向けた環境影響評価(アセスメント)を行うことで合意した。同省の水嶋智事務次官と山口祥義知事が同日県庁で会見し、発表した。着工の前提となるアセス実施の見通しが立ち、延伸に向け前進した。
西九州新幹線は、22年9月に武雄温泉―長崎間で開業。新鳥栖―武雄温泉間は、在来線特急を乗り継ぐ「リレー方式」で運行している。
国交省と佐賀県は、未着工区間について、特定のルートを前提とせず27年度からアセスを実施することで合意。アセスには3~5年かかると見込まれ、同省は同年度予算概算要求に関連費用を反映させる方針だ。
県が懸念していた財政負担については、「一定の上限を設ける」など配慮するとともに、受益の程度を踏まえて長崎県にも建設費負担を求めることが適当だとした。

