青森県の宮下宗一郎知事は、サッカーJ2に昇格する「ヴァンラーレ八戸」の本拠地となる新スタジアムの具体化に向けた検討を、県が主導して進める考えを示した。2026年度9月補正予算案に整備手法の検討に伴う関連予算を計上する。7月30日に開いた会見で明らかにした。同席した熊谷雄一八戸市長は、新スタジアムの候補地を検討するため、有識者による組織を立ち上げる考えを示した。関連経費を9月補正予算案に盛り込むとしている。
県と八戸市を中心とする周辺市町村、ヴァンラーレ八戸などはことし1月にクラブと地域の未来を協議する「ヴァンラーレ八戸百年構想委員会」を設置。この中で『アジアの頂を目指す』とする将来像の実現に向けて、新スタジアムを活用した中長期的なまちづくりに取り組むことを共有した。
宮下知事は新スタジアムについて、地域のにぎわいづくりの観点から、サッカー専用ではなく商業や観光、防災などを含めた多機能化を前提に検討していくとし、県の主導で規模、機能、整備手法などの検討を始めることを表明。整備手法に関して、県立県営のほか民設民営も考えられるとしてPPP/PFIの導入などを含めて検討するとした。
スケジュールについてはJリーグ側の意向に基づき、28年11月までにスタジアムの整備計画をJリーグに提出し、30年11月までに建設に着手。34ー35シーズンの開幕までに供用を開始するとした上で、「進捗(しんちょく)によっては短縮も可能」との認識を示した。また、候補地について熊谷市長は、八戸市以外の市町村を含め、アクセス性や地域経済の活性化、防災などの観点を踏まえて幅広く検討するとした。
