
伊藤忠商事は、東京都港区にある東京本社ビルの建て替え事業に着手する。総延べ床面積10万1940平方メートルを対象に、大成建設の施工で9月上旬に解体工事に着手し、2029年2月末の完了を目指す。三井不動産などが進める神宮外苑地区第一種市街地再開発事業の一環に位置付けられており、跡地には地下5階地上38階建て延べ21万3000平方メートル、高さ約190メートルの新本社ビルを建設する。
解体工事の名称は「伊藤忠商事株式会社本社ビル解体工事」。東京本社ビルの規模はS一部SRC・RC造地下4階地上22階建て塔屋1層、高さ90メートル。東側に隣接する伊藤忠ガーデンも解体の対象で、規模はRC造地下3階地上2階建て、高さ10メートル。
所在地は、東京メトロ銀座線外苑前駅の地上出口近くにある北青山2―5―1。
跡地に建設を予定する新本社ビルは、29年半ばに新築工事に着手し、34年初頭の完成を目指す。敷地面積は約1万3170平方メートルで、このうち約9220平方メートルを建築面積に充てる。
現在の東京本社ビルは、設計を日建設計、施工を間組(現安藤ハザマ)が担当し、1980年11月に竣工した。同社は赤坂トラストタワー(赤坂2―17―22)に移転し、24日から業務を開始する。伊藤忠ガーデンも6月30日に閉鎖していた。
同社は、神宮外苑地区第一種市街地再開発事業に個人施行者として参画しており、建て替え事業は「A―9地区」に位置付けられる。再開発事業ではこのほか、新秩父宮ラグビー場やホテル併設野球場棟などを段階的に整備し、38年の全体竣工を目指す。
