民間調査会社によると、東京23区で7月に発売された新築マンション1戸当たりの平均価格は前年同月比96%増の2億6520万円となり、過去最高を更新した◆港区で発売された平均5億円前後の物件が全体平均を押し上げたほか、平均1億5000万円前後の大型物件が北区で発売されたことも影響したという◆この2億6000万円という平均値だが、おそらく実態とかけ離れ、平均像を映し出すツールとしてはふさわしくない。統計学の世界では、集めたデータの中で最多層を示す「最頻値」や中央値となる「中位数」という指標がある。これらの方が、より実態に近いかもしれない◆かようにデータの分析は難しい。さまざまな切り口からアプローチすることで、全く違った見え方をするものだ。データ分析にも多様性が求められる。
