神戸市は、東灘体育館の再整備に向けて計画案の概要を公表した。延べ床面積は現体育館の2倍となる約3000㎡に拡張する。2028年度に設計着手、30年度下半期の着工を想定している。発注方法や、事業形式は未定。供用開始は32年度を目指している。計画作成業務は昭和設計が担当している。委託期間は27年3月31日まで。
18日から計画案への市民意見の募集を実施している。早ければ11月にも市民意見への回答と、基本計画の策定、公表を行う。新築・解体工事の概算事業費は約30億円(税込み)を見込む。
東灘体育館(東灘区魚崎町南6-5-11)の規模は、RC一部S造2階建て延べ1499㎡。球技を行える競技場と、武道や軽い運動ができる多目的室で構成されている。どちらも常に利用率は90%を超えており、運動、健康づくりの場として多くの市民に活用されている。
築50年以上が経過し、老朽化が進んでいることや、空調機能が不十分なことが指摘されている。他の地区体育館よりも延べ床面積が小さく、別用途での同時利用が難しいことも課題だ。
問題解消に向け、隣接する魚崎南公園、瀬戸保育所も含めた敷地約5500㎡に再整備する。全体コンセプトは「開かれた緑のスポーツパーク」。公園と体育館を一体的に利用しやすいよう、公園に面した位置に休憩スペースを設け、双方を行き来できるようにするほか、保育所の園児が公園を利用しやすいよう、保育所と公園のつながりにも配慮する。
新体育館の競技場は、現施設の約2倍の広さを確保することで、バスケットボールコート2面を設置できる広さとし、複数競技での同時利用も可能とする。環境配慮の取り組みとして、太陽光発電や高効率空調設備を導入し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Orientedの達成を目指す。
