神戸市灘区の鶴甲地区住民らによるまちづくり協議会は、まちづくり構想の策定に向けて今年度中にも地元住民を対象としたアンケートに踏み切る。地域の総意を確認するこで、神戸市所有の空き地活用や共同住宅の老朽化の課題を踏まえながら、未活用地の活用策などを示したい考えだ。
対象区域は鶴甲2-5丁目の約40ha。区域内には旧鶴甲会館跡地(灘区鶴甲5-1-6、約5500㎡)と、県警宿舎跡地(同2-5-13、約1300㎡)の神戸市が所有する未活用地2カ所が存在している。
現在は、それぞれ臨時駐車場や工事用のヤードとして利用しているほか、住民交流のためのイベントが不定期に開かれている。構想では、これらの土地の有効な活用策を作成し、実現を図っていくとしている。
力を入れて取り組んでいるのが、地区内の大規模集合住宅である鶴甲コーポ(灘区鶴甲2・4・5)約40棟の管理支援体制づくりだ。同コーポでは、築60年近くが経過し、老朽化が進む中、住民の高齢化や管理組合が棟ごとに異なるなどの課題を抱えている。これらの課題解消や各棟間の連携強化に向け、勉強会などを開き、住民の理解を深める活動を進めている。
構想策定後は、三つのまちづくりの柱として掲げる「魅力的で安全・安心の居住環境の創出」「地域内の資源を活かしたコミュニティーの活力向上」「生活の利便向上、にぎわいの創出」の実現に向けて、必要な施策の立案を進めていくとしている。
協議会の支援業務は中井都市研究室に委託している。委託期間は2027年3月31日まで。

