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【本】古写真で江戸-東京をタイムトラベル! 都市史研究家・金行信輔さんに聞く

最終更新 | 2018/04/25 16:02

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『写真のなかの江戸 絵図と古地図で読み解く20の都市風景』(ユウブックス 2200円+税)

 テレビ番組・ブラタモリが人気を集め、地形に着目した書籍が書店にならぶなか、本書は古写真から風景を読み解く楽しみ方を提案している。
 著者は、大学院で都市江戸の研究を始めてまもなく、フェリーチェ・ベアト撮影『愛宕山から見た江戸のパノラマ』と出会い、さらに、明治の英字新聞『ファー・イースト』に記録された江戸の風景を目撃し、これら古写真に「150年近い星霜を経たとは思えない」と感動。江戸・明治初期に撮影された建築などを通じて、「当時の都市像を再現してみたい」と本書を執筆した。
 現在の東京の姿からは想像もつかない古写真の「江戸」を眺めることで、さながら“紙上の江戸観光”を楽しめる。「可能であれば撮影地点を実際に訪れ、幕末・明治初期の写真と、それから150年後の現状を見比べることをお勧めしたい」という。
 高層ビルが林立し、建物が密集している東京で、江戸の眺望を探す困難は想像に難くない。著者もアングルを求めて随分と探訪したと言い、そこがまた歴史研究の醍醐味らしい。
 江戸の建築・都市風景の全体像を知る上で選んだ20点は、ほとんどが明治初期に撮影されたもの。「その意味では江戸以来の都市風景というのが正確だが、明治維新によって政治体制が変わっても、主を失った大名屋敷がそのまま新政府の官庁に転用されたことなど、江戸由来の絵画・古地図・文献史料に照らしても、十分に江戸の佇まいが確認できた」と手応えを語る。

著者の金行信輔さん

 20点のうち17点は、ファー・イーストに掲載された写真で、ファー・イーストは1870(明治3)年から75(同8)年にかけて、横浜で発行された。写真の大半は、オーストリア人ミヒャエル・モーザーが撮影したとされる。古写真にある江戸城旧西丸御殿、旧福岡藩上屋敷、旧日本橋、築地本願寺本堂は、早くに火災や解体で姿を消しているが、ファー・イーストの読者が、西洋の模倣に過ぎない洋風建築よりも、日に日に失われていく、これら「江戸の風景」に向けられていたことを示して感慨深いという。都心の赤坂に並んだ茅葺屋根や、寺院がまちのシンボルであったこと、さらには掘割の多さ、堀を埋め尽くす川舟など、「写真という厳然たる証拠がもたらす理解の力には、絵図や古地図を凌駕する格別なものを感じる」とも。

■建築的発見も
 建築的な発見の1つが、旗本屋敷の家禄高比較だ。古地図で屋敷を調べ、家禄高、敷地坪数、建築様式(屋根形式)にまとめた結果、「屋敷地の坪数に家禄高ほどの隔たりはないものの、表長屋と主屋の形式・規模が異なっており、とくに屋根型式には入母屋→寄棟→切妻という序列があった」と分析。「江戸の社会では身分と序列がはっきりと定められていた。武家においては基本的な収入である家禄高が家によって決まっており、旗本身分の内部にも大きな格差・序列があった。旗本屋敷の建築の格差はこれまでほとんど検討されてこなかったが、写真は、建築形式と規模は明らかに家禄高の格差を反映している」ことを発見した。

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