大和リースが横浜市の金沢シーサイドライン南部市場駅前に整備を進めていた複合商業施設「ブランチ横浜南部市場」が20日にオープンした。設計・監理は昭和設計、施工はイチケンが担当した。エリア最大級となるスーパーマーケット「エイビイ」を中心に、隣接する「横浜南部市場 食の専門店街」との新たな“食のライブマーケット”が誕生した。
来賓として、林文子横浜市長、横山正人横浜市会議長、協同組合横浜南部市場共栄会の柴岡義幸理事長、横浜南部市場管理協会の小野英樹代表理事、木村忠昭エイヴイ代表取締役らが出席し、林市長が「市民、市場関係者の皆さんと行政が一体となって、ここをさらに育てていくことが大切である」、横山議長が「施設全体がさわやかな開放感に包まれ、お客さまに楽しんでもらうための創意工夫が見受けられた。これから多くのお客さまでにぎわうことを確信した」などと祝辞を述べ、その後、テープカットを行った。
この複合商業施設は、横浜市が「横浜南部市場にぎわい創出事業」として公募型プロポーザルを実施し、優先事業者に選ばれた大和リースが市と定期借地契約を結んで整備した。
規模はS造2階建て延べ2万0431㎡。飲食、物販、サービスなどのテナントで構成し、「発見」「体験」「発信」の3つをテーマに掲げ、地域や観光客などさまざまな人々に開かれた「食」のにぎわいを創出する。駐車場台数は775台、駐輪台数は372台。建設地は金沢区鳥浜町1-1。敷地面積は3万4719㎡。