【新たな働き方を模索】戸田建設が「在宅勤務コンクール」開催 改善事例やアイデアを共有 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【新たな働き方を模索】戸田建設が「在宅勤務コンクール」開催 改善事例やアイデアを共有

 新型コロナウイルスの感染拡大の防止や関係者の健康と安全の確保を目的に在宅勤務を活用した新たな働き方を推し進める戸田建設が、そうした働き方に対応するための工夫や感染症の予防に有効な技術開発などのアイデアを共有する「在宅勤務コンクール」を実施した。集めたアイデアを今後の業務に生かすことで「ウィズコロナ」に向き合っていく。

子育て世代の工夫なども提案された


 在宅勤務コンクールは同社の価値創造推進室が実施。生産性の低下や内外とのコミュニケーション不足といった長期間の在宅勤務を行うことによる課題を補う工夫や、感染症の予防などに有効な技術開発のアイデアを共有することで、今後の業務に生かしていこうという狙いがある。

 「在宅勤務を効率よく行うために実施した工夫」「在宅勤務で空いた通勤時間を有効に活用した事例」「新型コロナウイルス問題で今後、増えると思われる仕事と技術開発」「ノンジャンル(この際だから、こんなこと言ってみた)」の4つのテーマで意見・アイデアを募った結果、計107件のアイデアが集まった。

 在宅勤務の課題であった「社内コミュニケーションの低下を解決する方法」や、社内ネットワークにアクセスして社内と同じ状態で業務を行うための「ABW(Activity Based Working)ツールの活用事例」、在宅勤務と子育てを両立させるための「子育て世代の在宅勤務の心持ち」など在宅勤務でも生産性を維持するための多数のアイデアが集結。

 新型コロナへの対策に有効な室内換気の方法や建材など今後の技術開発のテーマとしての提案も多く寄せられたという。

 同社は従来からテレワークを導入していたが、今回の新型コロナへの対応を受けて、初めて在宅勤務を経験する社員も多かったことから、自宅での就業環境の整備、内外とのコミュニケーション不足、業務とプライベートの線引きなど多くの課題も見られていた点に着目。見えてきた課題や必要となる改善へのアイデアを把握・共有することで今後の業務に生かしていく。

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