東京都水道局は、浄水場２カ所の大規模整備に着手する。発注規模１００億－１２０億円を見込む「境浄水場送配水ポンプ所築造工事」と、７０億－８０億を見積もる「金町浄水場第１高度浄水施設オゾン設備等改良工事」の一般競争入札２件を公告した。
　境浄水場は申請書を３月３日まで受け付け、５月９日に開札する。金町浄水場は今月２５日まで受け付け、開札日は４月９日となる。
　いずれも「週休２日制確保工事（現場閉所）」「ＨＴＴゼロエミッションアドバンス工事」の対象案件となり、境浄水場は「発注者指定型女性活躍モデル工事」「同若手育成モデル工事」の対象ともなる。
　境浄水場の参加形態は、水道施設工事と建築工事の有資格者による３社ＪＶ。代表者は「水道施設」か「土木一式」の総合評定値１２５０点以上で、施設能力日量２４万５０００m3以上の浄水場での主要構造物か、ＲＣ造の池状構造物、総有効容量１万m3以上のＲＣ造大規模配水池の新築躯体築造工事のうち、いずれかを過去１５年以内に施工した実績など。ＪＶ構成員は当該審査事項の総合評定値７５０点以上で、過去１０年以内の口径７５mm以上の管工事実績など。
　概要は、配水池流出管内径２６００mm新設６８ｍ、多摩地区配水管内径１０００mm新設２５ｍなど。工期は９００日。工事場所は武蔵野市関前１－８。
　金町浄水場の参加資格は、「電気工事」「計装装置」の有資格者で、水道、工業用水道、下水道施設のいずれかで、オゾン処理設備や水処理プラントの監視制御設備の新設か取替工事の実績があることなど。
　概要は、第１高度浄水施設オゾン機械設備、オゾン電気設備、監視制御設備などの更新とその付帯工事。工期は１１００日。工事場所は葛飾区金町浄水場１－１。