近畿大学病院・医学部(大阪府大阪狭山市)の機能移転に関連し、跡地活用の検討が進められている。せいわ会(大阪市)が後継病院を建設するほか、大和ハウス工業が商業施設などの整備に当たる。詳細は未定だが、後継病院はできるだけ早急に建設に着手し、2027年春ごろの開業を目指している。
同市大野東にある近畿大学病院は、1975年に開設した。約26haに上る広大な敷地内には病院(ベッド数919床)のほか、医学部(大阪狭山キャンパス)もある。施設や設備の老朽化を背景に、泉ヶ丘地区(堺市)への移転工事を現在進めているところで、11月の供用開始を目指している。
同大は新病院のベッド数を800床に削減することから、大阪府・大阪狭山市と協議し移転後の跡地には119床の後継病院を地域医療機能として確保することになった。「保健医療協議会」での合意と「医療審議会」の承認を経て、せいわ会が後継病院を整備・運営する。
敷地の南西側にある現「医学部グラウンド」を建設地に充てる。建物規模など詳細は未定だが「回復期」を主な医療機能とし、診療科はリハビリテーション科と内科を予定している。
病院や医学部の施設が集中する北側と、「付属看護専門学校」の施設がある西側のエリアは、商業系施設の整備などを大和ハウス工業が担当する。現施設の解体には3年から4年程度かかる見通しで、「具体的な計画が提示されるのは数年先になるのでは」(大阪狭山市)としている。
同市大野東にある近畿大学病院は、1975年に開設した。約26haに上る広大な敷地内には病院(ベッド数919床)のほか、医学部(大阪狭山キャンパス)もある。施設や設備の老朽化を背景に、泉ヶ丘地区(堺市)への移転工事を現在進めているところで、11月の供用開始を目指している。
同大は新病院のベッド数を800床に削減することから、大阪府・大阪狭山市と協議し移転後の跡地には119床の後継病院を地域医療機能として確保することになった。「保健医療協議会」での合意と「医療審議会」の承認を経て、せいわ会が後継病院を整備・運営する。
敷地の南西側にある現「医学部グラウンド」を建設地に充てる。建物規模など詳細は未定だが「回復期」を主な医療機能とし、診療科はリハビリテーション科と内科を予定している。
病院や医学部の施設が集中する北側と、「付属看護専門学校」の施設がある西側のエリアは、商業系施設の整備などを大和ハウス工業が担当する。現施設の解体には3年から4年程度かかる見通しで、「具体的な計画が提示されるのは数年先になるのでは」(大阪狭山市)としている。