桜川市/株木JVに決まる/新庁舎、東庁舎改修などDB | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

関東・甲信越

桜川市/株木JVに決まる/新庁舎、東庁舎改修などDB

 茨城県桜川市は、DB(設計施工一括)方式を採用する「(R6-R10継続事業)桜川市新庁舎建設工事(1期工事)」を総合評価一般競争入札した結果、55億3700万円(税別、以下同)の株木建設・大貫工務店・柴建築設計事務所・河野正博建築設計事務所JVに決めた。事前公表した予定価格は55億3776万円。同JVのみ参加した。
 概要は、SまたはRC造で3階か4階建て延べ6500㎡程度の新庁舎新築(渡り廊下含む)と西庁舎解体、東庁舎改修、現設計の変更設計や各種手続き。
 議会付議案件で工期は2028年10月31日までだが、新庁舎新築工事(前期工事)は27年8月31日まで、東庁舎改修工事(後期工事)は28年10月31日までとする。建設地は羽田1023ほか。
 基本設計・実施設計は佐藤総合計画・柴建築設計事務所・河野正博建築設計事務所JVが担当した。
 当初は、PCaPC(プレキャスト・プレストレストコンクリート、柱・外梁)・S(大梁、1階屋根)造(耐震構造)4階建て延べ8188㎡の新庁舎などを計画していた。
 しかし、1回目のI期工事公告で、継続的な物価高騰や人件費の上昇を受けて事業全体の予算確保が難しいことが判明。対応策を検討した結果、I期工事のうち大和庁舎東庁舎の大規模改修の内容を大幅に減らす設計変更の必要が生じたため、入札を中止した経緯がある。
 2回目の公告では、応札者の入札額が予定価格や最低制限価格の範囲内に収まらなかったため不調となった。