名古屋市スポーツ市民局と健康福祉局、消防局は、港区役所南陽支所と港保健センター南陽分室を建て替え、南陽地区会館と複合化した施設を整備する。港消防署南陽出張所も別棟として移転整備する。
　２０２５年度に解体と本体工事の事業者をそれぞれ決める。２６－２７年度に南陽支所と保健センターを解体し、複合施設整備を進める。２８年度の供用を目指す。
　整備関連費として２５年度予算案に２６年度から２７年度までの債務負担行為限度額３７億９５００万円を設定した。同支所周辺地域が南海トラフ巨大地震や想定最大規模の高潮による浸水で甚大な被害を受ける恐れがあるため、建て替え・複合化することで防災機能強化を図る。
　規模は、複合施設がＲＣ一部Ｓ造４階建て延べ約６０００㎡、消防署出張所がＲＣ造２階建て延べ約５００㎡。基本・実施設計は浦野設計が担当した。建設予定地は港区春田野３－１８０１。