9月末までに施工者選定/姫川第八発電所の新設/東京発電 | 建設通信新聞Digital

5月3日 土曜日

中部・北陸

9月末までに施工者選定/姫川第八発電所の新設/東京発電

 東京発電は、(仮称)姫川第八発電所新設計画に関する土木・建築工事の第1優先交渉権者(施工者)を、9月末までに決定する見通しだ。
 第1優先権者は、許認可申請書図書の作成委託(詳細設計、環境影響評価準備書の必要書類作成など)と追加調査を先行して契約する。
 地権者との事前協議・基本了解の見込みが得られた段階で、土木・建築工事の契約を結ぶ。工期は2027-31年を予定している。
 工事場所は新潟県糸魚川市小滝~須沢。
 「(仮称)姫川第八発電所新設による再開発計画」の環境影響評価準備書によると、水力発電の導水路は全区間がトンネルで、長さは約9000mを想定する。
 新発電所は水力(流れ込み式)を原動力とし、最大出力は6万2000kWに達する見通し。
 取水堰堤や取水口、沈砂池といった主要設備の大半は、姫川第7発電所などの既存設備を流用する。分水槽は環境保全の観点から地下化するほか、作業坑は新小滝発電所構内の造成済みの敷地に設ける。
 このほか、水槽や合流槽、放水口、余水路、水圧管路、水車、発電機、発電所建屋を建設する。