風波・今年も建設業界は多くの新入社員を迎えた。東京は雨が降りしきる花冷えとなったが… | 建設通信新聞Digital

5月7日 水曜日

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風波・今年も建設業界は多くの新入社員を迎えた。東京は雨が降りしきる花冷えとなったが…

風波
 今年も建設業界は多くの新入社員を迎えた。東京は雨が降りしきる花冷えとなったが、取材した入社式での新入社員は前途に目を輝かせて、訓示を聞いていた◆近年は転職市場が活性化している一方で、入社した企業で長く働き、キャリアを築きたい新入社員も少なくないという。就職情報大手が昨年実施した調査によると、6割が入社予定の会社で「長く働きたい」と答えた◆初任給引き上げなど苛烈な人材獲得競争が繰り広げられているが、「入り」を大きくするだけでなく、「出」を減らす視点も重要ではないか。今いる社員を大切にすることが、採用活動にもつながるはずだ◆昭和の集団就職から一周回って担い手が「金の卵」と呼ばれる時代。卵を丁寧に温め、「金のニワトリ」に育てていくことが令和の在るべき企業像だ。