2014年度に事業を休止していた「JR片町線・東西線連続立体交差事業」の再開が現実味を帯びてきた。14日に大阪市が市役所で開いた建設事業評価有識者会議では、事務局が事業の目的や内容、費用便益比(B/C)や、予算の範囲内で着実に継続する『B』と評価する事業実施対応方針案を説明し、委員から『妥当』とする評価を受けた。25年度末の方針成案化に向けて協議を進め、26年度当初からの事業再開を目指す。 事業では、JR片町線・東西線(都島区片町2~城東区新喜多2、約1.3㎞)を地下化し、京橋駅を地下化するとともに、交通渋滞や事故の原因となっていた3カ所の踏切を除却する。交通環境の改善に加え、京橋駅周辺の地域分断解消や駅機能強化、まちづくり推進を目的としている概算。概算事業費は1031億円。B/Cは1.30で、歩行の快適性向上など『その他便益』を加味すると1.45となる。
都市計画決定を経て30年度に着工準備採択と事業認可、31年度に用地取得を終え、工事を経て53年度の完了を想定している。
事業再開に向けた検討の開始は、先頃に策定した大阪城公園周辺地域まちづくり方針で、京橋駅周辺の国際拠点化のための基盤整備に関連して同事業の再開が明記されたことによるもの。
市は今後、事業再開に向け関係機関と協議調整を進め、早期の都市計画決定を目指す方針だ。
再評価会議ではこのほか、新規事業「勝山通線(四天王寺)整備事業」についても審議し、実施を『妥当』とした。幹線道路(天王寺区四天王寺1~2)の拡幅事業で、長さ340m、幅15m(3車線)を幅30m、4車線とする。事業期間は25年度から36年度。概算事業費は49億円。
29年度当初より埋設調整・埋設工事に着手し、同年度末までに用地取得を終える。31年度中盤から電線共同溝や歩道、車道の整備を開始する計画だ。B/Cは2.15。
都市計画決定を経て30年度に着工準備採択と事業認可、31年度に用地取得を終え、工事を経て53年度の完了を想定している。
事業再開に向けた検討の開始は、先頃に策定した大阪城公園周辺地域まちづくり方針で、京橋駅周辺の国際拠点化のための基盤整備に関連して同事業の再開が明記されたことによるもの。
市は今後、事業再開に向け関係機関と協議調整を進め、早期の都市計画決定を目指す方針だ。
再評価会議ではこのほか、新規事業「勝山通線(四天王寺)整備事業」についても審議し、実施を『妥当』とした。幹線道路(天王寺区四天王寺1~2)の拡幅事業で、長さ340m、幅15m(3車線)を幅30m、4車線とする。事業期間は25年度から36年度。概算事業費は49億円。
29年度当初より埋設調整・埋設工事に着手し、同年度末までに用地取得を終える。31年度中盤から電線共同溝や歩道、車道の整備を開始する計画だ。B/Cは2.15。