日土地ビル一帯を再開発/虎ノ門霞が関に準備組合/事業協力者は中央日土地 | 建設通信新聞Digital

5月31日 土曜日

関東・甲信越

日土地ビル一帯を再開発/虎ノ門霞が関に準備組合/事業協力者は中央日土地

再開発に一部含まれている日土地ビル
 東京都千代田区霞が関と港区虎ノ門にまたがる「虎ノ門霞が関地区」で、第一種市街地再開発事業に向け、準備組合が設立されたことが分かった。事業協力者は中央日本土地建物。同社が所有し、同社やグループ会社の本社機能がある日土地ビルの一部も区域内に含まれる。建物の規模・用途やスケジュールなどは未定。 計画地は、千代田区霞が関一丁目と港区虎ノ門一丁目。経済産業省の南側、文部科学省の道路を挟んだ東側に位置する。区域面積は約1.2haで、内訳は、宅地などが約7320㎡、道路などが約4680㎡。用途地域は商業地域で、建ぺい率80%、容積率800%。
 日土地ビル(霞が関1-4-1、敷地4010㎡)の規模は、SRC造地下2階地上17階建て延べ3万5791㎡。1974年8月に完成した。施工者は清水建設・竹中工務店・佐藤工業JV。
 区域内では、東洋不動産が「港区虎ノ門一丁目(虎ノ門ビル・虎ノ門一丁目ビル)既存建物解体工事」を進めている。施工者は三貴で、7月中旬までの完了を予定している。解体規模は、SRC造地下4階地上9階建て延べ7034㎡で、高さが42m。
 再開発に伴い、千代田区は区道の廃止を予定している。
 千代田区が、2021年5月に改定した「都市計画マスタープラン」では、政治・行政の中枢機能が集積するとともに、歴史的建造物や文化・教育施設が調和した複合市街地として、緑豊かで風格と親しみ、にぎわいを感じるまちをつくるとした。