千葉市ECI/大成と約211億で契約/CCCC大規模減築改修 | 建設通信新聞Digital

6月7日 土曜日

関東・甲信越

千葉市ECI/大成と約211億で契約/CCCC大規模減築改修

減築後の完成イメージ
 千葉市は、2025年第2回定例会に、ECI(施工予定技術者事前協議)方式を採用している千葉中央コミュニティセンター減築大規模改修工事の工事請負契約議案を上程する。施工者は大成建設で、金額は210億9657万円(税込み、以下同)。5月21日に仮契約を結んだ。工期は28年1月31日までで、同4月の供用開始を目指す。
 概要は、減築解体工事、外部・躯体改修工事、内部改修工事、電気設備工事、機械設備工事、昇降機設備工事各一式。同センター(CCCC、中央区千葉港2-1)を現在のSRC一部S造地下3階地上10階建て延べ5万1801㎡から、地下3階地上4階建て塔屋1層延べ3万2832㎡の規模に減築大規模改修する。減築改修後の高さは27.74m。
 実施設計によると、臨海プロムナード側の1スパンを減築し、歩行空間の魅力を向上するほか、一体的景観を形成する。各階での自然採光の確保や屋根・外装の断熱化、Low-E複層ガラスの採用など脱炭素化を進め、ストック型ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの実現を目指す。
 23年度に実施した実施設計技術協力業務委託の公募型プロポーザルで、大成建設は、事前公表の参考価格149億円に対して、VE提案採用後概算工事費の見積額として181億9840万円を提案していた。
 減築大規模改修実施設計は山下設計が担当した。減築大規模改修実施設計CM業務は長大に委託中。