JPPPOグループに決定/総合体育館・防災公園BTO/各務原市 | 建設通信新聞Digital

7月1日 火曜日

中部・北陸

JPPPOグループに決定/総合体育館・防災公園BTO/各務原市

 岐阜県各務原市は、BTO(建設・譲渡・運営)方式(一括払い型)を採用する「新総合体育館総合運動防災公園整備運営事業」を総合評価一般競争入札した結果、159億0074万4796円(税込み、以下同)で、ジャパンパブリックプライベートパートナー機構(JPPPO)を代表とするグループに決めた。予定価格は159億0316万2000円だった。8月に仮契約を結び、9月議会の議決後、本契約する。
 グループの構成員は、東急建設、市川工務店、東急コミュニティー、シンコースポーツ、協力企業は環境デザイン研究所、ほとり建築事務所、オリエンタルコンサルタンツ。付帯事業は大和リースが担当する。
 老朽化が進む現総合体育館の代替施設を建設する。新総合体育館の規模はRC・S造2階建て延べ1万2710㎡。メインアリーナ、サブアリーナ、武道場などで構成する。外構部分には総合運動防災公園を整備し、災害時の防災拠点や避難場所、物資拠点、駐車場(850台)などの機能を確保する。
 隣接する既存の各務原スポーツ広場公園も維持管理・運営の対象とする。
 事業場所は、各務山の前町1、2。敷地面積は体育館・防災公園が6万8177㎡、広場公園が4万1552㎡。
 10月から基本・実施設計を進め、2027年1月に建設工事に着手する。28年2月に防災公園(1期・東エリア)、29年4月に防災公園(2期・西エリア)、6月に体育館を供用する予定。事業期間は49年3月31日まで。
 アドバイザリー業務は建設技術研究所が担当している。