関西高速鉄道は１日、「なにわ筋線ＪＲ堀江シールドＴ他土木工事」の一般競争入札を公告した。参加申請は１５日まで事業調整部調整課で受け付け、１０月１５日に開札する。
　参加資格は３－５社ＪＶ。ＪＶの代表者は「土木一式工事」の総合評価値が１４００点以上。２００５年度以降に人口集中地区でシールド工法による地下鉄道構造物を整備した実績も求める。
　工事では、長さ９８１ｍのシールド工法による鉄道トンネルを新設する。概要はシールドマシン設計製作、開削トンネル構築、支障物撤去。設計はジェイアール西日本コンサルタンツと中央復建コンサルタンツが担当した。工期は３０年３月１５日まで。工事場所は大阪市西区南堀江１。
　なにわ筋線は、大阪駅からＪＲ難波駅と南海電鉄の新今宮駅までをつなぐ路線。西本町駅までＪＲと南海の共同営業区間として整備し、同駅から南側はＪＲ区間と南海区間に分かれる。今回の工事では、ＪＲ区間のトンネル工事を実施する。なにわ筋線全体は３１年春の開業を目指している。