風波・米カリフォルニア州ロサンゼルス市の農地で、収穫期を迎えた野菜や果物が手つかずのまま腐り始めている… | 建設通信新聞Digital

8月27日 水曜日

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風波・米カリフォルニア州ロサンゼルス市の農地で、収穫期を迎えた野菜や果物が手つかずのまま腐り始めている…

風波
 米カリフォルニア州ロサンゼルス市の農地で、収穫期を迎えた野菜や果物が手つかずのまま腐り始めている。労働者の多くが仕事に出られなくなったためだ◆事態は、トランプ大統領が指揮する非正規移住労働者の大規模摘発に起因する。正規の在留資格を持つ人たちにも恐怖は広がり、同市で発生した山火事の復興にも影響が及んでいるという。各産業の外国人労働者の多さを物語る出来事だ◆日本国内でも建設業の外国人雇用は増加の一途をたどる。個別の事情に応じた適切な在留資格認定などの枠組みの整備や、働き方改革の重要性は論をまたない◆厚生労働省の調査では、建設業に従事する外国人の数は2024年10月末時点で17万7902人に上る。入職に感謝し、一人ひとりに誠実に対応することこそが業界存亡の鍵を握る。