提案上限価格は308億/新可燃ごみ施設DBO/8月8日まで参加受付/足柄上地区広域化協議会 | 建設通信新聞Digital

7月15日 火曜日

関東・甲信越

提案上限価格は308億/新可燃ごみ施設DBO/8月8日まで参加受付/足柄上地区広域化協議会

 神奈川県南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町の1市5町で構成する足柄上地区ごみ処理広域化協議会は7月14日、DBO(設計・建設・運営)方式による新可燃ごみ処理施設整備・運営事業の公募型プロポーザルを公告した。7月17-23日に現地見学会を開く。参加資格確認申請書類は8月8日まで受け付ける。提案上限価格は308億円(税別、以下同)。内訳は、設計・建設事業が180億円、運営管理業務が128億円。
 9月下旬から10月初旬まで対面対話を実施、企画提案書・価格提案書は11月7日まで受け付ける。12月から2026年1月にヒアリングを実施し、同月初旬に審査結果を通知する。2月下旬に仮契約、3月下旬に本契約を締結する。
 参加形態は単体かグループ。SPC(特別目的会社)の設立は任意とする。参加要件は、建築物の設計建設担当者が、14年度以降に竣工した地方公共団体の一般廃棄物処理施設で、ボイラー・タービン式発電設備付きの全連続燃焼式焼却施設に関する施工や設計の実績があること。同組合の構成市町内に本店があり、建設一式の総合評定値800点以上の地元企業を含むことも求める。
 プラント設備の設計建設担当者は、同条件で施設規模が1日当たり50t以上で、1年以上の稼働実績のある施設のプラント設備を設計建設した実績があること。清掃施設工事の総合評定値が1200点以上の構成員を含むことも求める。
 既存の3焼却施設を一つに集約し、24時間稼働を基本とした施設に建て替える。処理能力は日量80t。処理方式はストーカ方式で2炉構成とする。管理棟(工場棟と併設可)、計量棟、洗車場などの関連施設も整備する。
 事業期間は、設計建設期間が30年3月31日まで、運営管理は50年3月31日まで。事業予定地は、神奈川県南足柄市内山48-1の敷地8218㎡。