豊橋市/西郷64haを都市的利用/豊橋新城スマートIC周辺計画 | 建設通信新聞Digital

7月17日 木曜日

中部・北陸

豊橋市/西郷64haを都市的利用/豊橋新城スマートIC周辺計画

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 愛知県豊橋市は、豊橋新城スマートIC(仮称)周辺土地利用計画案をまとめた。土地利用構想で示した西郷と馬越の2地区のうち、西郷地区内に設定した都市的土地利用ゾーン約64.2haを検討区域とし、▽市内外の誘客(A)▽地域農業の新たな価値創出(B)▽産業集積(C)--の三つをテーマにゾーニングした。
 Aゾーンは、広域交流(約6ha)と柿崎活用(約17.4ha)の2エリアに分けた。広域交流には宿泊、温浴、レストラン、多目的広場などの導入を検討し、約5年以内の着工を目標とする。柿崎活用では、既存の柿畑の景観を維持しつつ、観光農園などの導入を計画する。
 Bゾーンは全域をアグリビジネスエリア(約17.2ha)とした。労働力不足や農地の減少といった地域課題を踏まえ、農業関連企業の誘致などを視野に入れた農業振興を目指す。
 Cゾーンは、産業用地として開発する。スマートICに近く約5年以内の整備着手を見込む優先開発エリア(約12.5ha)と残りの敷地約11.1haで構成。工場や物流拠点などを整備し、新たな産業拠点を形成する。誘致する業種は今後、関係者との議論で決める。
 事業手法は、広域交流と産業用地の2エリアは公的施行の開発行為、アグリビジネスエリアは農業関係者と協議しながら最適な手法を模索する。