たま広域組合基幹的設備改良/工事費は約528億/太平洋エンジと特命随契 | 建設通信新聞Digital

7月25日 金曜日

関東・甲信越

たま広域組合基幹的設備改良/工事費は約528億/太平洋エンジと特命随契

 東京たま広域資源循環組合(管理者・阿部裕行多摩市長)は、エコセメント化施設基幹的設備改良工事を太平洋エンジニアリングと特命随意契約する。契約金額は約528億円(税込み、以下同)で、22日の組合議会臨時会で承認された。同運営事業は、東京たまエコセメントと特命随意契約する予定。契約金額は約1687億円を見込む。
 2024年6月にDBO(設計・建設・運営)方式を採用して一般競争入札を公告したが、参加者が辞退し不調となった。工事の特殊性を考慮し、特命随契に変更した。
 工事は5月に仮契約を結んだ。工事の履行期間は31年3月末までで、運営期間は51年3月末までを予定している。
 施設は、多摩地域25市1町の焼却残さなどを処理し、エコセメントを生産する。焼却残さなどの処理能力は1日当たり約330tで、エコセメント生産能力が1日当たり約520t。所在地は、二ツ塚廃棄物広域処分場内(日の出町大字久野7642、敷地約4万6000㎡)。太平洋セメント・荏原製作所JVの整備で、06年に竣工した。運営事業は東京たまエコセメントに委託している。