八千代市新庁舎/建築は約71億で清水/電気をエネシスJV | 建設通信新聞Digital

7月25日 金曜日

関東・甲信越

八千代市新庁舎/建築は約71億で清水/電気をエネシスJV

 千葉県八千代市は、市新庁舎建設に伴う工事3件を総合評価一般競争入札した結果、新庁舎建設(建築)工事は70億9590万円(税別、以下同)の清水建設、同(電気設備)工事は21億円のエネシス・モデン・鈴木JVに決めた。同(機械設備)工事は調査基準価格を下回ったため低入札価格調査を実施している。
 建築は落札者のほか、関東建設工業が参加を表明したが辞退した。電気は落札者のみ参加した。
 予定価格と調査基準価格は、建築が70億9600万円と65億2832万円、電気は21億0900万円と19億4028万円。
 概要は、免震S造5階建て延べ1万3211㎡の新庁舎と公用車車庫の建築、設備、外構の各工事一式。議会付議案件で、工期は2027年12月28日まで。
 新庁舎は、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの認証取得を目指す。設計は類設計室が担当した。八千代市新庁舎整備事業支援テクニカルアドバイザリー業務も同者が担当している。
 建設地は市役所敷地(大和田新田312-5)約2.5ha。現在の北側駐車場部分に建設する。
 既存庁舎は本庁舎旧館と新館、別館で構成している。旧館と新館は新耐震基準を満たしていないため、新庁舎建設後に解体する方針。
 市庁舎建設の事業手法を巡っては当初、基本設計先行型DB(設計施工一括)方式で進めてきたものの、実施設計と施工を一括した「八千代市新庁舎建設工事」の入札が入札参加者の辞退により中止となった。
 市はこれを受け、 23年10月に設計施工分離発注方式 (従来方式) に変更している。