国交省官庁営繕/新たな公文書館・憲政記念館機械/88.8億のダイダン | 建設通信新聞Digital

7月30日 水曜日

関東・甲信越

国交省官庁営繕/新たな公文書館・憲政記念館機械/88.8億のダイダン

 新たな国立公文書館・憲政記念館の新築工事で施工者が決まっていなかった機械設備工事がダイダンに決まった。国土交通省官房官庁営繕部が総合評価一般競争入札した結果、88億8000万円(税別、以下同)で落札決定した。予定価格は94億9800万円で、落札者のほか丹野設備工業所が参加したものの辞退した。
 概要は、SRC造地下4階地上3階建て塔屋1層延べ4万3482㎡の施設新築に伴う、空気調和、換気、排煙、自動制御、衛生器具、給水、排水、給湯、消火、厨房、ガス、雨水利用などの各設備工事。工期は2029年3月30日まで。工事場所は千代田区永田町1-1-2。
 新たな国立公文書館・憲政記念館の新築工事を巡っては、23年8月に新築工事を公告したものの不調となり、設備工事の入札手続きも中止。24年6月にかけて、意向確認型の不調随意契約手続きを進めたものの、価格が折り合わず不調となった。同7月に新築工事、同8月に各設備工事を再公告し、同12月末に新築工事を大成建設、電気設備工事をきんでん・中央電気工事・旭日電気工業JV、エレベーター設備工事を日立ビルシステムに決めた。機械設備工事だけが不調となり、25年3月に再公告していた。