メッシーナ海峡公団/世界最長のつり橋着工へ/施工者はIHI含む特定目的会社 | 建設通信新聞Digital

8月10日 日曜日

関東・甲信越

メッシーナ海峡公団/世界最長のつり橋着工へ/施工者はIHI含む特定目的会社

メッシーナ海峡大橋の完成予想図(出典:Webuild社ホームページ)
 イタリアの政府が出資するメッシーナ海峡公団は、世界最長のつり橋となるメッシーナ海峡大橋の建設に向け、特定目的会社「ユーロリンク社」と契約した。同社は、イタリアのゼネコン「ウィビルド社」、スペインのゼネコン「サシール社」、日本のIHI、イタリアのゼネコン「コンドッテ社」「イティネラ社」の5社で構成する。2025年内に着工し、工期は7年余を予定している。
 メッシーナ海峡大橋は、イタリア本土のカラブリア州とシチリア島の海峡部に架ける道路・鉄道併用つり橋となる。中央径間は3300mで、主塔の高さは399m。現在、世界最長のつり橋であるトルコ西部のチャナッカレ1915橋(中央径間2023m)を大きく上回るほか、主塔の高さも世界最高となる。幅は、鉄道2線と道路6車線の60m。両岸にもアプローチ道路と鉄道を建設する。