今年度内に基本計画/複合施設を整備/和歌山市駅前南地区準備組合 | 建設通信新聞Digital

9月4日 木曜日

関西

今年度内に基本計画/複合施設を整備/和歌山市駅前南地区準備組合

 和歌山市の南海和歌山市駅前で再開発ビル建設に向けた検討が進んでいる。複合施設を整備する計画で、和歌山市駅前南地区市街地再開発準備組合は、2025年度内に基本計画策定と都市計画決定を目指している。
 対象地は同市杉ノ馬場1ほかの敷地7600㎡。施設は低層部に商業・業務機能、中高層に共同住宅が入る複合施設を想定している。具体的な規模は未定。和歌山市は同事業を「まちなか暮らし・オンリーワンの魅力向上まちづくり」の取り組みの一つに位置付けている。
 今後は26年度に基本設計を含む事業計画を検討し、同年度末に本組合を設立、27年度から実施設計に着手したい考えだ。設計・施工者は未定。
 これまで、再開発を検討してきたが、地権者らの合意が得られず事業が進んでいなかった。24年4月に準備組合を設立し、同年9月に事業協力者として長谷工コーポレーションを代表とするグループを選んだ。構成員は三菱地所レジデンス、西日本鉄道、阪急阪神不動産、フージャースコーポレーション、ワールドレジデンシャル関西。事業コーディネーターはエス・ジー都市経営が担当している。