ろまんちっく村再整備へ対話/宇都宮市 参加申込10月27日まで/集落エリアを重点整備 | 建設通信新聞Digital

9月29日 月曜日

関東・甲信越

ろまんちっく村再整備へ対話/宇都宮市 参加申込10月27日まで/集落エリアを重点整備

整備予定区域
 宇都宮市は、ろまんちっく村の再整備に向け、サウンディング(対話)型市場調査を実施する。調査に先立ち、現地見学会を10月6日に開く。見学会の申し込みは同月3日まで。調査への参加申込書は同月27日まで、事前調査票などは12月19日まで受け付ける。2026年1月13-16日の対話を経て、3月ごろに結果概要を公表する。参加要件は、再整備事業の実施主体となる意向がある法人。複数の参加は受け付けない。
 「宇都宮市農林公園ろまんちっく村」の所在地は、新里町丙254の敷地41ha。供用開始から約30年が経過し、施設の老朽化が進む。
 ろまんちっく村は、S一部RC造地下1階地上2階建て延べ3719㎡の多目的ドーム(ローズハット)や、RC一部木造地下1階地上2階建て延べ5344㎡のろまんちっく温泉館(ヴィラ・デ・アグリ)、宇都宮物産館(あおぞら館)、ふるさと味の広場(フードコート)、地ビールレストラン(麦の楽園)などからなる「集落のエリア」、にぎわい広場、クラインガルテン(市民農園)、体験センターなどの「里のエリア」、四季の森、バーベキュー広場などの「森のエリア」の3区域で構成される。
 再整備に当たっては、集落エリアを優先・重点的な再整備範囲とし、里や森のエリアは、集落エリアのリニューアル効果を勘案しながら、将来的に段階整備を実施することを想定している。集落エリアの各施設は基本的に継続するとしているが、多目的ドームは施設廃止・撤去も含めた提案を求める。
 調査では、再整備のテーマや導入機能、施設配置(ゾーニングなど)、施設へのアクセス、提案事業の効果、設計・建設期間、事業スキーム、全体事業費、維持管理・運営などに関する意見や要望を聞き入れる。