国内最大級DCを計画/29年1期完成へ用地取得/KICHD | 建設通信新聞Digital

10月4日 土曜日

関東・甲信越

国内最大級DCを計画/29年1期完成へ用地取得/KICHD

 物流施設開発を手掛けるKICホールディングスは、受電容量が国内最大級となるデータセンター(DC)の建設を計画している。第1期施設は2029年内の完成を目指し、建設用地の取得を進める。建設費は2200億円規模となる見込み。
 同社はこれまで、「KIC春日部ディストリビューションセンター2」(埼玉県春日部市)や「KICあきる野ディストリビューションセンター」(東京都あきる野市)、「KIC厚木ディストリビューションセンター」(神奈川県厚木市)など大規模な物流施設開発を、首都圏を中心に展開してきた。DCでも、アセットマネジメントサービスを提供している。
 物流施設開発の新興企業として、日本アジア投資の支援なども受けながら、事業を成長させてきており、今回、国内最大級の大型DCの開発を手掛けることになった。
 こうした中で、日本アジア投資は、9月29日付で、KICHDの発行済み株式の60%を取得して子会社化することを決めた。KICHDによるDC開発の資金調達を円滑化するとともに、日本アジア投資としても、DCのプロジェクト案件や開発ノウハウを獲得することになる。KICアセットマネジメントが保有するライセンスを活用した将来的な不動産ファンドの組成も狙う。