アスファルト合材の製造・販売を手掛けるエース(川人和久社長)は、徳島市にあるプラントを35年ぶりにリニューアルした。顧客ニーズへの対応強化とCO2削減など環境負荷低減が目的となる。アスファルトタンクの容量を増強したほか、再生ドライヤーを低燃費型に更新した。新技術商品である中温化アスファルト混合物「ECOフォームド」を積極展開する。 同社は1990年、NIPPOと北島組の共同出資によって設立。国直轄工事を中心とするアスファルト合材の品質に対する要求の高まりを受け、プラント設備のリニューアルに踏み切った。従来は30tタイプで1種類のアスファルトを扱っていた。これを50tに更新するとともに、上下で分割可能な構造にすることで扱える種類を既設50tタンクを加えて4種類に増やした。ストレートアスファルトと用途別の改質アスファルトを同時に製造できる。
合材サイロには「無人出荷装置」を取り付けた。ダンプの運転手がボタンを押すだけで“セルフ出荷”する。水道工事などでは早朝にアスファルト合材を出荷するケースが多く、社員を待機させていた。セルフ化したことで働き方改革に大きく貢献する。アスファルト合材の搬送用にインバータースキップエレベーターを導入し、サイロ全体は外壁で覆った。これにより、環境への配慮や起動電力の削減、防音機能を高めた。
「ECOフォームド」は、アスファルトに水と発泡補助剤を高圧で吹き付けることで微細な泡をつくる技術。ベアリング効果によって施工時に30度低下しても品質と施工性が変わらないのが特徴。徳島県内では、国直轄による徳島南部自動車道などの高規格道路の建設が進んでいる。さらに「令和7年度徳島県の生アスファルト合材使用承諾」を受けたことで、今後需要が伸びることが期待される。
合材サイロには「無人出荷装置」を取り付けた。ダンプの運転手がボタンを押すだけで“セルフ出荷”する。水道工事などでは早朝にアスファルト合材を出荷するケースが多く、社員を待機させていた。セルフ化したことで働き方改革に大きく貢献する。アスファルト合材の搬送用にインバータースキップエレベーターを導入し、サイロ全体は外壁で覆った。これにより、環境への配慮や起動電力の削減、防音機能を高めた。
「ECOフォームド」は、アスファルトに水と発泡補助剤を高圧で吹き付けることで微細な泡をつくる技術。ベアリング効果によって施工時に30度低下しても品質と施工性が変わらないのが特徴。徳島県内では、国直轄による徳島南部自動車道などの高規格道路の建設が進んでいる。さらに「令和7年度徳島県の生アスファルト合材使用承諾」を受けたことで、今後需要が伸びることが期待される。