総事業費125億見込む/基本設計11月28日まで受付/千葉県の君津合同庁舎 | 建設通信新聞Digital

11月15日 土曜日

関東・甲信越

総事業費125億見込む/基本設計11月28日まで受付/千葉県の君津合同庁舎

 千葉県は、老朽化した公共施設を集約化して現地で建て替える君津合同庁舎の再整備で、総事業費を約125億円(税込み)と試算した。新庁舎の規模は約1万㎡を想定する。2028年度から解体工事、29年度から新築工事に着手する。31年度の供用開始を目指す。
 関連して、県県土整備部は11月11日、「君津合同庁舎建築工事基本設計他業務委託」の総合評価一般競争入札を公告した。参加申請と技術資料は11月28日まで受け付ける。26年1月21日に開札する。
 参加資格は、建築関係建設コンサルタント業務の参加資格があること。過去15年間に、1棟の延べ床面積が4900㎡以上の建築物の新築か増築の基本設計または実施設計業務を履行した実績を求める。
 業務内容は、新築する庁舎棟の基本設計、既存施設や外構の解体実施設計など。予定価格は事後公表とし、調査基準価格も設ける。履行期間は27年2月26日まで。
 新庁舎の規模は、RC造6階建て延べ約9870㎡。省エネルギー性能はZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready相当以上を目指す。
 君津合同庁舎(木更津市貝渕3-13-34)の耐震性能は、最小Is値(構造耐震指標)が0.33で、著しく低い。そのため、君津保健所(健康福祉センター)と中部林業事務所を集約化した新庁舎を整備する。
 県は君津合同庁舎再整備事業として25-27年度債務負担行為限度額として3億7700万円を設定済み。このうち、3億53000万円を新庁舎基本・実施設計委託費に充てる。