11月下旬からインドネシアのスマトラ島などで続いた豪雨により、各地で甚大な被害が発生している報道を目にした。広範囲で土砂崩れや洪水が発生し、橋梁、道路が寸断された場所も多いという◆報道を見ていると、豪雨の原因はマラッカ海峡付近で発生した熱帯性暴風やラニーニャ現象など、複数の原因が重なった結果だという◆日本でも気候変動による豪雨災害は激甚化・頻発化している。気象庁の統計によると、1時間当たり50mm以上の年間発生回数は、2015年から24年の10年間で平均334回を記録し、1976年から85年と比べ1.5倍に増えている◆現地の復旧・復興はこれからだ。これまで甚大な被害を受けてきたわが国としても協力できることがあるのではないか。日本の技術力を海外の災害復旧に役立ててほしい。











