三重県四日市市の市立四日市病院は、施設が目標耐用年数である６０年を迎える２０３９年度以降を見据え、病院施設更新計画を策定する。２５年度内に、策定に向けたあり方検討支援業務の委託先となる医療コンサルタントをプロポーザル方式で選定する。市の２５年１１月補正予算案では、２６年度までの債務負担行為限度額１３２０万円を設定した。
　主な検討項目は、新病院の目指す姿や果たすべき使命・役割、必要とされる医療機能、望ましい立地条件とした。建物については、建て替えや長寿命化など幅広く検討する。今後、地元医療関係者や学識経験者などで構成する「市立四日市病院あり方検討委員会（仮称）」を設置して、将来の方向性を具体化する。
　現病院は、本館（８階建て延べ４万９５４８㎡）などで構成する。診療科目は２８科目。病床数は５３７床で、内訳は一般病床５３５床、感染症病床２床。
　所在地は同市芝田２－２－３７の敷地２万４９４２㎡。