INA・平田晃久JVらに/小中一貫校基本設計2件/渋谷区 | 建設通信新聞Digital

12月23日 火曜日

関東・甲信越

INA・平田晃久JVらに/小中一貫校基本設計2件/渋谷区

 区内の学校施設再編を進める東京都渋谷区が、新たに2校の学校新設に向けた基本設計事業者を選定した。区は、「渋谷区小中一貫教育校(千駄谷小学校・原宿外苑中学校)(仮称)」と「同(猿楽小学校・鉢山中学校)(仮称)」の建設工事基本設計業務委託2件を公募型プロポーザルした結果、千駄谷小・原宿外苑中はINA新建築研究所・平田晃久建築設計事務所JV、猿楽小・鉢山中は大建設計・ALTEMYJVをそれぞれ契約候補者に特定した。
 それぞれ特定者のほか、千駄谷小・原宿外苑中は久米設計・日比野設計・ナノメートルアーキテクチャーJV、猿楽小・鉢山中は久米設計が参加していた。
 業務内容は、新築する両校の基本設計、地盤調査、敷地測量など。いずれもZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化の対象となる。
 千駄谷小・原宿外苑中の想定規模は、柱SRC造梁S造地下1階地上6階建て延べ約1万7000㎡。高さは約28m。約3500㎡を建築面積に充てる。敷地西側に体育エリアと一体化した校舎棟、東側に校庭を配置する方針だ。
 整備計画地は、原宿外苑中の既存校舎がある神宮前1-24-1ほかの1万0377㎡。
 猿楽小・鉢山中の校舎棟の規模は、RC造地下1階地上4階建て延べ約1万2300㎡を想定する。高さは約20m。体育棟はRC造地下3階地上1階建て延べ約4200㎡。敷地西側に校舎棟を配置し、東側の校庭地下に体育エリアを配置する。
 整備計画地は、鉢山中の既存校舎がある鶯谷町39-6の8191㎡。
 契約期間は、千駄谷小・原宿外苑中が2026年12月25日まで、猿楽小・鉢山中が27年3月25日まで。
 両校の整備基本計画作成支援業務は、明豊ファシリティワークスが担当している。