国土交通省は23日、公共工事品質確保促進法(品確法)を踏まえた公共発注者の取り組みを見える化する「新全国統一指標」の最終年度となる2024年度実績を発表した。週休2日工事の公告ベースの実施率は39都道府県で目標の100%を達成。今後は29年度を目標時期とする「第3次全国統一指標」で実績ベースの達成状況を把握し、休日確保をさらに推し進める。 新全国統一指標は、工事の「地域平準化率」「週休2日対象工事の実施状況」「低入札価格調査基準または最低制限価格の設定状況」、業務の「地域平準化率」「低入札価格調査基準または最低制限価格の設定状況」の計5項目について20年度から実績を把握。地域・都道府県単位で設定した24年度目標に向けて、施工時期の平準化や適正工期の設定、ダンピング(過度な安値受注)対策を進めてきた。
週休2日工事の実施率は、対象となる工事のうち実際に公告した割合を集計した。国・都道府県・政令市を集計したブロック単位の24年度実績は、北海道、東北、北陸、中国の4ブロックで目標の100%を達成。都道府県・政令市の県域単位で見ると、新潟、福井、京都、兵庫、奈良、徳島、愛媛、沖縄の8府県を除く39都道府県で目標に到達した。
閑散期となる4-6月の平均稼働件数を年度平均稼働件数で割って算出する工事の地域平準化率は、いずれのブロックも目標に届かなかった。都道府県・政令市・市区町村の県域単位では、秋田、神奈川、福井、山梨、長野、和歌山の5県が目標値に到達した。
低入札価格調査基準または最低制限価格を設定した工事の割合は、全都道府県・政令市・市区町村の発注件数のうち94%を占めた。石川、山梨、滋賀、岡山、広島、大分の6県は目標の100%に届いた。
第3次全国統一指標では、週休2日工事について、国・都道府県・政令市の発注工事の実際の週休2日の達成状況を見る。工事の地域平準化率は、1-3月の繁忙期のピークカットの視点も加えて実績を集計。改正品確法を踏まえ、品質確保や働き方改革の取り組みをさらに強化する。
業務の地域平準化率は、発注業務に占める第4四半期履行期限の設定割合を集計し、関東、沖縄の2ブロックで目標を達成。低入札価格調査基準または最低制限価格を設定した業務の割合は、都道府県・政令市の全国平均で96%だった。
