宮崎県は、総合農業試験場と畜産試験場を再整備する。県内各地に分散する研究施設を集約し、研究ニーズに予算と人員を集中することで機能強化と運営の合理化を図る。2026年度予算案に関連経費を計上しており、予算化後、総合農業試験場は基本計画の策定、畜産試験場は基本設計に着手する。ともに支援業務の委託時期・方法は未定で、早期の業務委託を目指す。
総合農業試験場は、小林市の薬草・地域作物センターと、都城市の畑作園芸支場、日南市の亜熱帯作物支場の3拠点を宮崎市の本場と川南町の茶業支場に集約し、気候変動に対応した品種・技術の開発やスマート農業など、ニーズに応じた試験研究の高度化・効率化を図る。本場は土壌肥料などの生産環境や園芸、育種分野、茶業支場は水田・畑地の高度利用などを研究する。予算案には基本計画策定費6200万円を計上した。
一方、畜産試験場は、川南町の川南支場を高原町の本場に集約する。飼料作物や肉用牛・養鶏の研究施設を新設するとともに、老朽化している研究棟や管理棟を建て替える。新管理棟には人材育成を担う研修機能を追加する。本場内には現在50以上の施設が点在し、整備期間中も研究機能を継続することを考慮し、ローリング方式で工事を進める。
25年度に基本計画を策定し、26、27年度で基本設計をまとめる。施設規模や概算事業費は基本設計で具体化する。予算案には、基本設計と整備箇所の地盤調査、敷地内測量設計費として3億2500万円、27年度までの債務負担行為1億3600万円を設定した。基本計画策定業務は衞藤中山設計が担当した。
