山口県下関市は、市立市民病院と下関医療センターを統合した新病院の整備に向け、3月市議会に現在策定作業中の基本計画の素案を報告したい考えだ。2026年度は、医療コンサルアドバイザリー業務、コンストラクション・マネジメント(CM)業務の2件を委託し、設計者、施工者の選定準備、医療機器整備計画などの策定を進めるとともに、建設地周辺の都市再生整備計画をまとめる。26年度予算案には、事業費9920万円を計上するとともに、委託する2業務の27年度から30年度までの債務負担行為3億4130万円を設定している。
同事業は、20-30年をピークに減少する下関医療圏の推計入院患者数を踏まえ、建て替えの検討が必要な時期を迎えている市立市民病院と下関医療センターの2病院を統合整備する。
新病院の整備については、市が建設を担い、再編・統合に当たり、2病院が継続的に協議しながら役割分担・連携強化を図るため、地域医療連携推進法人の設立に向けて検討する。建設候補地は、2病院に近くJR幡生駅に隣接して公共交通のアクセスも良い、幡生操車場跡地約4.3haを選定している。
基本構想では、病床規模は明記せず、下関医療圏全体の病床稼働率や将来の医療需要見込みなどを勘案して検討を進める。そのため、事業費については、病床数が未確定であることや資材価格高騰による建設単価上昇などを踏まえ、今後の検討課題としている。
整備手法は、従来方式、設計施工一括(DB)方式、ECI(施工予定技術者事前協議)、CM方式など、あらゆる手法を基本計画を策定する過程で検討している。
