長崎市は9日、市議会の総務委員会で、市庁舎本館跡地で計画する新文化施設のモデルプランを報告した。国道34号に対して施設を「垂直」または「斜め」に配置する2案を提示。ともに基本計画時から延べ床面積を17%削減し、最大6500㎡程度とする。事業スキームを引き続き検討し、VFM(バリュー・フォー・マネー)の算定結果と合わせて2026年度9月議会で報告する。
モデルプランでは、両案とも国道34号側に入り口を設ける。垂直配置案は、斜め配置案に比べて余剰地を広く確保でき、民間施設の形状への影響を抑えられる。一方、斜め配置案は、周辺市道を活用した搬出入動線の確保に優位性を持つ。
今後は、事業条件を複数案設定した上で5-8月に民間事業者にヒアリングする。民間活力を導入する場合、アドバイザリー業務委託費を予算計上し、26年度後半から実施方針の策定に着手する。27年度後半の事業者公募、28年度の契約、32年度までの工事完了、33年度の開館を目指す。
新文化施設は1000席程度の客席を備えたホールやリハーサル室などを備える。事業費は約100億円(25年6月時点)を見込み、施設規模の縮小を検討している。跡地北側の桜町駐車場敷地や南側の桜町近隣公園を含めた一体的な事業スキームを視野に入れる。支援業務はパシフィックコンサルタンツが担当。
