山口県は、2026年度も建設DX(デジタルトランスフォーメーション)推進関連事業を積極的に展開する。3次元点群データやAI(人工知能)といったデジタル技術活用や市町との共同維持管理支援システム構築など、建設産業の生産性向上、インフラメンテナンス高度・効率化、データ利活用環境実現を図る。
生産性向上の取り組みでは、3次元点群データを活用した災害復旧業務などの高度化・効率化を推進する。利活用のためのセミナーなどの開催や遠隔災害支援システムの試行を予定している。
インフラメンテナンスの高度化・効率化に向け、橋梁、トンネル、ダム、砂防、県営住宅の各分野でデジタル技術を活用する。AIについては、離島架橋・特殊橋などで3次元モデルを作成し、ひずみ計や変位計による定期計測といった健全度診断を行うほか、トンネルでの走行型画像計測による劣化の状態把握、点検図面の自動作成に役立てる。
ダムには、ゲートレスダムでの遠隔監視のための監視カメラを設置する光通信による維持管理を実施する。ドローンの活用は、規模の大きい砂防堰堤で劣化の状態を把握する。県営住宅の屋根などの劣化状態把握にも導入する。
そのほか、データ利活用環境を実現する「いんふらまるごとマネジメント拡充」では、各施設データと3次元点群データの追加、県と市町が共同で利用できる維持管理支援システムの構築、砂防情報を一元管理・公表できるシステム構築、施設台帳の高度化・効率化などを進める。
