広島県三次市は、「市立十日市小・中学校改築工事基本設計」をまとめた。規模は延べ約1万0300㎡。多様で魅力的な学びを実現し、新たな価値を創造するにふさわしい学校を目指すとしている。基本・実施設計はシーラカンスアンドアソシエイツ(C+A)が担当している。
新校舎と屋内運動場は、日よけを兼ねた渡り廊下でつなぎ、雨天時の移動に配慮しているほか、学校と地域開放の各エリアを明確に分類するセキュリティーラインの設定、河川氾濫に備えて生徒の拠点を2階以上とするなど安全・安心な学校を実現する。また、多目的室と図書メディアからなるラーニングセンターを中心に、性格の異なる各領域のまとまりと連携に配慮した空間構成とするなど主体性を育むほか、地域開放が可能な多目的室兼タウンスタジオ、教科ゾーンにまとまりを持たせたタウンコモンズにより多様な可動を可能とするなど多様なつながりで共創する学校を目指す。そのほか、仮設校舎をつくらないZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの実現、自然エネルギーの活用、将来の変化に対応した合理的なラーメン構造の採用など、効率的・効果的な施設運用にも配慮する。
概要は、同市十日市中4-9-1ほかの敷地約3万2000㎡に、RC造4階建て(一部2階)延べ約1万0300㎡の規模で建設する。昨年8月の設計者選定時に示していた工事費は58億9300万円(税込み)程度を見込む。2026年度早期に実施設計をまとめ、同年度着工、28年度完成、供用開始を予定している。
