三菱地所は、横浜市での2027年国際園芸博覧会開催後の会場跡地を開発する「(仮称)旧上瀬谷通信施設 観光・賑わい地区開発事業」の概要をまとめた。市に提出した環境影響評価の計画段階配慮書では、ジャパンコンテンツと最先端のジャパンテクノロジーを活用したワールドクラスの次世代型テーマパークを核に、四つのゾーンに分けてまちづくりを進める。28年以降の工事着手、30年代前半の開業を目指す。開業時の総来街者数は、年間1200万人を見込む。
計画段階の事業者は、三菱地所を代表事業者に、相鉄ホールディングス、東急不動産、東急、住友商事、高砂熱学工業、九州電力、クラフティア、大日本印刷、三菱倉庫、芙蓉総合リースの11社で構成。三菱地所が他の10社から委任を受け、市の環境影響評価条例に基づく手続きを進める。計画段階配慮書の作成は三菱地所設計が担当した。
配慮書によると、事業計画地は旭区上川井町、瀬谷区瀬谷町にある旧上瀬谷通信施設の敷地70万6500㎡。このうち51万4000㎡をテーマパークゾーンとし、7万㎡は(仮称)上瀬谷ターミナル駅前ゾーン、6万5000㎡を公園隣接ゾーン、5万7000㎡が環4西ゾーンとする。
テーマパークゾーンは、観光・にぎわい地区の中心として、「いつ来ても新しい感動・興奮体験」を来街者に提供する。駅前ゾーンは、テーマパークのグッズショップやコンビニ、ドラッグストアなど、来街者の利便性を向上するテナントを誘致。カフェやレストランなど市民が日常的に利用できるバラエティー豊かな店舗を集積した商業施設も設ける。
公園隣接ゾーンは、都市公園との結節点であり、国際園芸博の会場跡地であることも踏まえ、自然・人・社会が調和した新しいライフスタイルを提案する、自然をコンセプトとした商業施設を導入する。
環4西ゾーンは、空港や主要ターミナル駅などからのバス路線を想定したバスターミナルなどを整備し、広域からのアクセスを強化する。将来の開発用地も確保する。
このほか、上瀬谷ターミナルから相鉄本線瀬谷駅までを「次世代技術(自動運転・隊列走行)を活用したバス」による新たな交通で結ぶ計画。地区全体で駐車場台数は4500台程度、駐輪台数が450台程度を見込む。
テーマパークエリアの拡張やホテルなど新たな機能導入も段階的に開発して、集客を維持・向上し、最終的に年間1500万人超の来街を目指す。
事業期間は50年以上としている。
