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北海道・東北

福島県復興祈念公園が完成/追悼・祈念施設などを公開

掲載日 | 2026/04/21 6面

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手前は歩道橋(公園橋)、右奥が国営追悼・祈念施設

 東日本大震災からの復興・再生の象徴として、東北地方整備局が被災3県(岩手・宮城・福島)と連携して整備を進めてきた復興祈念公園。その最後の整備施設となる福島県復興祈念公園が完成し、25日の開園に先立ち、19日に内覧会が開かれた=写真。双葉町と浪江町にまたがる敷地約46.6haに整備した園内の中核となる国営追悼・祈念施設では、祈りの場となる円筒形空間が公開され、全景を見渡せる丘の上の献花台で参加した両町の住民や関係者が、震災から15年の歳月に思いをはせた。
 県が震災以前の面影などを継承する丘や山、PC8径間連続ポストテンション方式中空床版橋長さ234mの歩道橋といった公園施設の大部分を整備し、東北整備局が中央約10haに中核となる国営追悼・祈念施設を建設した。
 双葉町側から歩道橋で前田川を渡河してアクセスできる国営追悼・祈念施設の規模は、RC一部S造地下2階地上1階建て延べ1971㎡。内部は、らせん状のスロープを備えた直径約24mの祈りの空間などで構成する。打設量約1万m3のコンクリート躯体を構築した後、約24万m3を盛り土して埋設し、全方位を一望でき、献花台を備えた直径約210m、高さ16.5mの丘に仕上げた。設計・監理はアール・アイ・エー・プレック研究所JVが担当し、建築は大林組、電気はユアテック、機械は第一設備工業、造園・土木は植留緑化土木が施工した。
 同施設を案内した同局の岩崎健東北国営公園事務所長は、展示物や説明文を最小限に抑えたことを紹介しつつ、「被災3県に整備した国営追悼・祈念施設は、それぞれテーマが異なる。福島は複合災害を受けた人たちが複雑な思いを抱いている。言葉で言い表すのではなく、訪れた人たち自らが感じ、被災者に思いを寄せてほしい」などと話した。

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