高知県は、新県民体育館のメイン機能を「社会体育施設」と位置付けた。17日に開いた検討会で示したもので、検討委員会がこれまで強調していた「アリーナ機能重視」の方針を修正した格好だ。県は30日に開く次回会合で基本計画案を提示する。パブリックコメントを経て、今夏めどに基本計画を策定する。同計画は当初、3月末に策定する予定だった。
2025年12月に示した素案では、“稼げる施設”を目指してアリーナ機能をメインに、プロバスケットボールやコンサートの利用を基本方針にしていた。一方、県民体育館の後継施設であることから、公共性を最優先に考える県との間で認識のズレが生じていた。県は「スポーツをする施設(社会体育施設)に加えて、アリーナ機能を融合した複合施設」を目指す考えを再確認した。
現在の県民体育館(高知市桟橋通2-1-53)を解体し、跡地にメインアリーナ、サブアリーナ、プール、体育館などを整備する。一般利用を想定した県民体育施設としての機能を担保しながら、プロスポーツやコンサートなどの興行に対応させる。県のコンベンション機能を担ってきた「高知ぢばさんセンター」(高知市布師田)は廃止し、新県民体育館にMICE(国際的な会議・展示会など)機能を集約する。基本計画策定委託業務は日本総合研究所・昭和設計・ハウジング総合コンサルタントJVが担当している。
