大成建設は、企業のウェルビーイング経営を支援する「GREEN RENEWAL OFFICE ウェルネスオフィスマネジメント」を全国展開する。心理学に基づくヒアリング手法や独自のシミュレーション技術を駆使し、社員の満足度向上と知的生産性の最大化を支援する。
設計の前段階では、ボードゲーム形式の対話ツール「T-PALET」を活用。ゲーム感覚のワークショップを通じて、アンケートでは見えてこない働く人の潜在ニーズを顕在化させ、「ありたい姿」を定義する。
空間設計には、人の自発的行動を促す手法「ナッジデザイン」を導入する。横並びで心理的距離を縮める「スティンザー効果」や、他者の行動を模倣して成長を促す「モデリング効果」などを空間に組み込み、場のデザインから行動の変革を導く。
さらにオフィス内の行動や座席の可視領域を分析する同社開発のシミュレーション技術により、交流度やプライバシー性を数値化する。投資対効果を客観的に示すことで、経営層の迅速な意思決定をバックアップする。
同社は全国にある拠点事務所(CSセンター)のショールーム化を推進中だ。特に、約50年間窓のない本社地下にあった事務所を5階へ移転・改修した「新宿CSセンター」などを含む見学ツアーは好評を得ているという。同じく本社にある「リニューアル本部」や食堂を中心にさまざまなシーンで活用できる多機能空間「ROCKai(ロッカイ)」の改修事例も紹介している。
人材確保に悩む企業に対し、リクルート力強化や社員定着に直結する“選ばれるオフィス”を実体験とともに提案している。また、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)改修を組み合わせた提案にも注力する。
同社が取り組んだ証券会社の地方支店の事例では、ZEB化とウェルネス改修を両立させ、光熱費の約5割削減を達成。従業員の意欲向上により営業成績も向上するなど成果を収めたという。
初期提案から運用後のガイドブック作成支援までを一貫して提供し、働く人の幸せと持続可能な企業成長が両立するワークプレイスを全国で推進する。
