金子恭之国土交通相は2日の閣議後会見で、日本建設業連合会と不動産協会が立ち上げた協議会の初会合に触れ、「両団体の役員が、連携して課題解決に取り組むことや、一体的に発展する重要性を再認識されたと感じた。相互に建設的な提案をする場面も見られ、とても良い形でスタートができたと考えている」との認識を示し、両団体の連携によりまちづくりを巡る課題解決が進むことへの期待を寄せた=写真。
日建連と不動協は、建設業の担い手確保や建築費高騰などの課題解決に向けて意見を交わす「持続可能な建設業および不動産業の実現に向けた協議会」の初会合を1日に開催。金子国交相も会合の最後まで立ち会い、両団体の議論を見届けた。
会見で金子国交相は「わが国を代表し、経済・社会を支える基盤産業の団体幹部が、発注者と受注者という立場の違いを乗り越えて、同じテーブルについて議論を交わすことは大変画期的で歴史的な取り組みだ」と協議会の設置を改めて評価した。
会合では建築費の高騰を皮切りに、担い手確保、生産性向上、働き方改革、重層下請け構造、設備工事業などの現状や課題について議論があったと明かし、「大変率直かつ真剣な意見交換が行われた」と振り返った。
その上で「今後の議論でお互いの理解がさらに深まり、問題意識が共有され、両団体の連携による課題解決が前に進むことや、民間同士のパートナーシップ構築と連携強化のリーディングケースとなることを期待している」と力を込めた。
協議会は今後、実務者レベルの幹事会を設置して議論を重ねる。1年後をめどに両団体が連携して優先的に解決を目指す課題を整理し、具体的な取り組み方針をまとめる。
