愛知県は6日、PFIのBTO(建設・譲渡・運営)方式を採用する「愛知県美術品等共同収蔵庫整備等事業」の実施方針を公表した。8月にWTO対象の総合一般競争入札を公告する。9月まで参加を受け付け、2027年3月に落札者を決定、公表し、7月に特定事業契約を結ぶ。
事業の応募に関心のある民間事業者から17日まで意見を受け付ける。
参加資格は、統括マネジメント、設計、工事監理、建設、維持管理、運営を担う単体かグループ。設計企業と工事監理企業は1級建築士事務所の登録、建設企業には担当業務に応じて、建築工事業1200点以上、電気工事業880点以上、管工事業880点以上を求める。
収蔵能力の限界を迎えつつある県美術館(名古屋市)と県陶磁美術館(瀬戸市)、県立芸術大学(長久手市)が美術品などの保存・収集活動を継続できる収蔵スペースを確保するため、共同収蔵庫を整備する。県によると、共同収蔵庫の整備は全国初という。
新施設は延べ床面積約8000㎡を目安とし、収容面積は現行3施設と同等の約5700㎡を確保する。保存、教育普及、管理の機能を設ける。作品の種類や特徴は3施設で異なるため、収蔵室と前室は施設ごとにゾーニングする。
事業期間は建設・設計期間が27年7月から31年3月まで、維持管理・運営期間が51年3月までの20年。整備計画地は常滑市奥栄町1-168ほかの元県立常滑高校敷地で事業区域面積は約1万8800㎡。
25年4月1日時点の所蔵作品数は、県美術館が約9100件、県陶磁美術館が約8800件、県立芸術大学は約1900件となっている。
